2009/07/18

くさいもんにはフタしなくても慣れるもんだ。



ディノ村、チューしちゃううぞー!なスナップ。

ディノ村さんの口は、とてもくさい。

口がくさいくせにお客さんがくるとチューチューしまくって、みんなにイヤがられている。

チュウなんてもんじゃなくて、突然舌を突っ込んでくるから、泥酔したオヤジ・サラリーマンよりタチがわるい。
「くせーよ、お前!!」と怒鳴る男子もいれば、
ヨソのわんちゃんに嫌悪感
をむきだしにするのが憚れる女子なんて、
されるがままになったりしている。
「ノーー!!っていって突き飛ばせばいいんだよー!」っていっても、
ご丁寧な女子らは、そんなことできない。

でもわたしは知っている。
「ディノ〜、いや〜ん♥」の笑顔が、ひきつってることを。


わたしはパピー・ブレス(子犬のくちの匂い)が好きだ。

ちょっと甘酸っぱい、ぽわあ〜んミルクの匂い。

そんなんでペロペロなめられたら、もうたまらない。

それって変ですか?


で、子犬のディノ村さんと生活することが決まったとき、しばらく嗅いでないパピー・ブレスに大きな期待を寄せていた。

なのに

なのに
なのにー!

生後四ヶ月のディノ村さんは、すでに歯槽膿漏のオヤジみたいな口臭をおもちであった。
しかも、歯も全部大人の歯に変わっていて、ちょっとヤニっぽかった。 もしかして、年齢詐称........? なんて心配したりもした。
いやいや、ディノ村さんは健康な子犬でそれからスクスクと成長した。ほっ。

いやあ、わたしもね、ちっさい歯ブラシで磨こうとしたり、ミントやパセリをいれたおやつを作ってみたり、色々試したんですよ。
だけどダメ。
漂白剤を口からドボドボとつっこんで、そのまま漬けておいてもダメだとおもう。

だって、臭わないニンニクはニンニクじゃないでしょう。
これがディノ村さんの、味(つーか臭)なのだ。

ひどい時は、真夏のチャイナ・タウンの生ゴミみたいなにおいがする。
そして、彼の毛は、ディノの体に匂いを嗅げば夕飯が献立がわかる、
っつうくらい周りの匂いを吸収しやすいので、
夕方のハフハフ笑うディノ村さんからは、無国籍レストランの香りが漂う。

もしかしたら、どっかのエキゾチックな国では、こんなディノ臭はデリカシーとして喜ばれてるかもしれない。
クサヤだってさ、初めから「これ〜いい匂い!オイシソー!」なんて思って食べた人いるのかな?

わたし、クサヤはダメだけど、ディノ臭、だいじょぶだわ、もう。
これって愛ですかね。

愛犬はペットだけれど、犬がヒトとなると愛人。
なんかエッチですね。




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